私が私のこと嫌って嫌って何が悪いの?
毛深い人の中には、自身のことを嫌っている方がいます。
日々目にする自分の体毛に心を蝕まれ、その勢いは周りの人の言葉や社会的なメッセージにより強化されていきます。
僕もそうでした。
中学校が始まる前あたりに生え始め、濃くなり、長く、太く、集まりだした毛、そして毛、さらに毛。
腕に、脚に、胸に、腹に、肩に……と体毛に覆われ変化していく自分の姿に日々苦悩していました。
極めつけは14の夏。
体育の授業中に女子に僕の毛深い脚に言われた、
脚、日焼けしているの?あ……。
が、青春まっさかりの僕の心を打ち砕きました。
Buchi! 毛深くてごめん 生まれてきちゃってごめん
毛深く育ってきた人は、人生のさまざまな場面でその毛深さについて言及されることが多いです。
まず、僕のように、中学、高校、大学などであれこれと陰口を叩かれます。
そして自分には直接関係のなくても、町の脱毛クリニックのポスター、漫画やテレビの中の毛深いキャラや芸人の扱い、胸毛がセクハラになる下品、不潔、女性の敵と剝がされた蘇民祭りのポスターのニュースなどで、社会的に体毛の濃い人間に対するネガティブなメタメッセージが溢れる中で生きていく必要があります。
そのような環境の中で育っていくと、どうしても
毛深い自分なんて生まれてこなければよかった
といった思いに捉われることもあります。
それで学生の身分で金がないなりに、可能な限りの除毛や脱毛を試してみたりするのですが、すぐに毛が生えてきて、ぶちっと引きちぎりたくなったりもします。
毛:ムカついちゃうよね?ざまあw
というわけで、除毛しようが抜こうが生えてくる体毛達。
ムカつくしかないその存在に対してできるのが、結局のところ脱毛だったりします。
医療脱毛、美容脱毛、家庭用脱毛器。
今はさまざまな方法で脱毛ができ、髭剃りやライターや毛抜きなどが目じゃないほど体毛が生えてこなくなります。
かくいう僕もケノンという家庭用脱毛器を使って脱毛しました。
クリニックや病院で人に脱毛されるのが嫌だったのと、一括払いで払える値段だったからです。
いまはほとんど生えてくることがありません。
腕を見せることにも、ショートパンツを履くことにも、海や温泉へ行くことにも躊躇がなくなりました。
というか、毛深いことで抱いていた自分のコンプレックスが消え、毛深いことから来るコンプレックスがかなりストレスになっていたことを知りました。
僕は毛深さにコンプレックスを持つあまり、脱毛を下に見ている時期がありました。
脱毛するってことは、毛深さを嫌う社会に屈することになる……そう思っているときもありました。
しかし今は、もっと早くしておけば色々人生違ったであろうに。
と、後悔したりしています。


コメント